日本株/個別銘柄

【投資ポイント】2309 シミックホールディングス

ここでは、シミックホールディングス(以下、cmc社)について、

投資の参考にできる情報と視点、割高/割安かどうかを紹介します

各所に記載している数値は2022年7月執筆現在のものです

2022.7.29第3Q決算更新済

ココが投資ポイント

cmc社についての投資ポイントです

  1. 新型コロナワクチン接種支援で2022.9期は、大幅な増収増益、営業利益率も大幅な向上
  2. CRO(医薬品開発支援)のリーディングカンパニーでありながら新規事業育成にも積極的
  3. ソニーから事業取得した「harmo」がうまく成長できている
  4. アジア圏を中心に海外展開
    アメリカ、中国、韓国、マレーシア、オーストラリア、フィリピン、タイ、ベトナムなど
  5. 売上高は10年以上の連続増収、利益は幾度か下げるが長期的には増益傾向
  6. 2022.7.29付の第3Q決算発表にて、大幅増収増益維持と業績計画の上方修正
  7. 今期業績計画と現在の株価におけるPER:6倍程度と大きく下がる

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点

  1. 短期的視点
  2. 中長期的視点

cmc社への投資を検討するうえでは、短期と中長期の2つの視点で見てく必要があります

視点①短期的視点

まず2022.9期の急成長は、新型コロナワクチン接種支援事業が大きく貢献しています

これにより2022.9期第1~3Qは各四半期とも、前年同期比は増収増益かつ営業利益率が大幅に上昇しました

2022年1月以降に感染者数が急増し、高止まりしている現状を踏まえて上期は増収高収益で推移しました

ただし、4月以降は接種数が大きく落ちてきているため、2022.9期下期の新型コロナワクチン接種支援事業は徐々に鈍化すると思われます

2021年10月以降のワクチン接種数推移

ワクチン接種数日別推移


出典:首相官邸「新型コロナワクチンについて」提供の日別の実績データに基づく

一方、元々の主力事業である製薬ソリューション事業はCRO事業、CDMO事業ともに好調なため、新型コロナワクチン接種支援事業の成長鈍化をカバーし、第3Qは大きく利益を伸ばしました

また、3月から現在までにかけて大幅な円安が継続しており、直近は大きく下がりましたが、それでも132円/ドルとなっている状況をどう受け止めるかですが、

今期の決算を見る限り為替差益が出ているなど影響はプラスになるとの想定です

視点②中長期的視点

短期的な新型コロナワクチン接種支援事業による、急成長の反動による落ち込みが出る可能性は高いです

そのため2023.9期は多少なりとも減収減益も想定しなければなりません

しかし、cmcはこれまでも長く連続増収を続けてきていること、

現在、主力事業の製薬ソリューション事業にあるCRO事業、CDMO事業ともに堅調に成長していること、

さらに、短期的な好影響がharmoの新規事業の成長を通じて、中長期的な好況をもたらす可能性が高いです

補足/2022.9期第3Q決算実績の追記

まずはcmcしゃの2022.9期第3Qについて、前回更新時には成長の鈍化と記載していたにもかかわらず、

売上高は前Q比で若干の減収も、各段階利益とも大幅な増益となったこと、予測が甘く申し訳ありませんでした

2022.9期第3Qの好調な業績を支えたものとして、製薬ソリューション事業が増収かつ営業利益は大幅な増益となったことです

前2Q比でも売上高は5%程度、営業利益は80%近く伸びました

本事業は四半期毎の波は比較的少ない事業であるため、上記は純粋に事業の伸びと見れます

補足的ポイントとしては、

製薬ソリューション事業のうち、主力事業のCRO事業は堅調に成長しており、会社を支える屋台骨としては非常に安定的です

また、医療分野では今後も成長が期待できる

アメリカ及びアジア圏に現地法人を設立して、CROというニッチな分野で海外展開を広げている点も、将来的な成長の種としては魅力的です

ただし、医療・医薬品は薬事法等による薬価の改定など、企業努力ではどうしようもないところで減収減益になるリスクが常に存在していることは認識しておく必要はあります

※2022.9期第3Q決算

本日で2022.9期第3Qの決算と業績計画の上方修正が公表されました

前年同期比(2021.9期第3Q対比、QonQ)、前四半期比(2022.9期第2Q対比、QonQ)

2022.9期第3Qのみの実績:単位:億円

売上高:266
営業利益:35.3
当期利益:24.2

①vs 2021.9期第3Q:

売上高:29.7%増
営業利益:150.3%増
当期利益:236.9%増

②vs 2022.9期第2Q:

売上高:2.0%減
営業利益:49.4%増
当期利益:74.0%増

①の前年同期比QonQでは、非常に好調な業績を残せています

②の前四半期比QonQでも売上は若干減少したものの、利益を大幅に増加しました

現在の株価は割高?割安?

現在の株価に対してPER:6倍程度とこれだけ見ると割安な水準です

これは成長している企業としては稀なくらい割安水準です

2022.9期第3Qも好調な増収増益ペースを保ち、上方修正も発表したことにより、株価は上昇する可能性が高いと見ており、PERも上昇すると思われます

ただし、2022.9期の急成長はコロナウイルス予防接種による一過性の要素も強く、今期の成長性と来期が成長鈍化となるかどうかにより、株価が短期的に変動する可能性があり、注意が必要です

また、何か動きがあれば順次更新していく予定です

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会社概要

証券コード/銘柄名:2309/シミックホールディングス㈱

設立年/上場年/上場市場:1985年/2002年/プライム

業種コード/業種:9050/サービス

決算月:9月

事業内容:CRO(医薬品開発支援)の先駆企業。デジタル技術を用いたヘルスケア・医療ソリューション事業の育成

5年の売上高/営業利益/経常利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 22.9(会社予想):106,000(23.6)/8,600(74.8)/9,200(80.7)/4,500(122.4)
  • 21.9:85,788(12.7)/4,920(88.9)/5,091(77.6)/2,023(34.4)
  • 20.9:76,098(2.3)/2,605(▲40.9)/2,867(▲25.4)/1,505(▲17.4)
  • 19.9:74,373(6.4)/4,405(1.9)/3,841(▲5.4)/1,822(22.5)
  • 18.9:69,869(7.0)/4,321(10.9)/4,061(8.8)/1,487(▲4.1)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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