日本株/個別銘柄

【投資ポイント】3681 ブイキューブ

ここではブイキューブについて、

投資の参考にできる情報と視点、割高/割安かどうかを紹介します

各所に記載している数値は2022年8月執筆現在のものです

2022.8.12第2Q決算更新済

ココが投資ポイント

ブイキューブについての投資ポイントです

  1. Web会議やオンラインイベントなどのシステム・サービスやテレキューブの販売・レンタルが主力
  2. Web会議システムがなかった時期に、不便さから自分たちでシステム開発をしてしまうようなマインドがベース
  3. メタバース領域にも進出し、バーチャルオフィスプラットフォーム「Eventln Workplace」の提供開始
  4. 2020.12期、2021.12期とテレワークなどのトレンドに乗り急成長、2022.12期も成長計画
  5. 2022.12期第2Qは、前年同期比で増収も大幅減益と苦戦、計画値も未達
    売上高:6,610(+9.7%)
    営業利益:673(▲34.1%)
    当期利益:519(▲42.9%)

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点

  1. ユニークな3事業を展開
  2. リスク
  3. 2022.12期2Qの減益要因

これらの視点を詳しく見ていきます

視点①ユニークな3事業を展開

ブイキューブは大きく分けて、

  1. エンタープライズDX事業
  2. イベントDX事業
  3. サードプレイスDX事業

の3事業を展開しています

すべてにDXがついており、DXがブイキューブのベースとなっています

ブイキューブは「ユニークさ」が強みであり、簡単には参入できない技術力や製品・サービス力の高さ、常に一歩先をゆく事業展開が、競合他社の少ない領域で勝負できていることが成長の源泉でもあります

イベントDX事業

Web会議システムを自社開発するくらい早くからオンライン化に取り組んでおり、今ではWeb講演会や、採用面接、展示会/商談会、そしてバーチャル株主総会なども手掛けています

これらは通常のWeb会議システムよりもニーズや法令に対応した高度なシステム基盤が必要となります

その分競合が少なく価格競争になりにくいメリットがあります

2021年には米国Xyvid社を100%子会社として買収、海外での展開も加速させています

メタバースへの進出として、「メタバースイベントサービス」、バーチャルオフィスプラットフォーム「Eventln Workplace」をそれぞれ開始し、一歩先をゆく事業展開が強みです

エンタープライズDX事業

Web会議システムから企業内外のコミュニケーション、事業のリモートなどを商品、サービスとして展開

区分では、

  1. LMS(Learning Management System)
  2. 緊急対策ソリューション
  3. SDK(Software Development Kit)
  4. 汎用ウェブ等

の4つ分かれており、SDKが急成長をしています

SDKは契約各社のニーズに合わせ、事業のリモート化、DX化を推進し、オンラインでの英会話や医療相談、フィットネス、イベント配信といったものとして、サービスを提供

スポット収益の開発・カスタマイズから、保守・継続利用料課金というストック収益へ、うまく移行していくビジネス形態も長所となります

他にも緊急対策ソリューションとして、V-CUBE(情報・データを投影・集約する電子テーブル)、V-CUBEコラボレーション(遠隔地とのリアルタイム情報共有コミュニケーションシステム)、スマートグラス(現場の映像をリアルタイム共有し、支持・サポート)を提供、

LMSとして、オンライン教育・研修のためのシステム・サービスをを提供しています

サードプレイスDX事業

テレキューブの販売・レンタルが主で、2022.12期2Qでは大きく伸び、設置台数:+2,305台と1Qに続き高水準、累計台数も12,818台まで成長しています

テレキューブは個室のワークプレイスのようなもので、コロナウイルスまん延後には、需要の高まりより設置台数が急増中です

企業や公共向けに販売とサブスク型の契約形態で展開しており、企業のテレワークや働きやすい環境整備に一役買っています

ここでも、メタバース領域への新たな取り組みとして、個室型VR空間「メタキューブ」というサービスをテレキューブを通して提供、事業領域を広げています

視点②リスク

あえて「リスク」という視点でも紹介しておきます

ブイキューブの事業は、コロナウイルスまん延後から大きなトレンドとともに急成長しています

これはトレンドが終了するタイミングが来たときに、成長をどのように継続していくかが問題ともなります

今後もテレワークなどにとどまらない、オンラインでのイベントや株主総会、現場との遠隔共有、遠隔医療など、産業のリモート化・デジタル化は、当面続いていくと見込まれます

これはブイキューブにとっての成長の源泉の1つでもあります

しかし、大きなトレンドとしてできたきたものはいずれ落ち着きます

現在の事業内容を見ていく限り、それ以降も安定的に成長する要素を見出すことが難しい点は、リスクでもあると考えます

実際にコロナウイルスまん延前は、2015.12期から2019.12期売上高の伸び悩み、経常損益も3期/5期が赤字と苦戦を強いられていました

この点は投資をするうえでは、認識しておく必要があります

視点③2022.12期2Qの減益要因

まず1Qのみでは年間計画に対して、

売上高の増収率:1Q+7.5%/年間計画:+20.9%

稼ぐべき1Qでの売上高の進捗率が悪く、伸びの鈍化が懸念されます

営業利益の増益率:1Q▲52.4%/年間計画:+48.0%

営業利益は計画値の成長数値に対して、真逆なくらいに減益となってしまいました

これらの原因ですが、

最も大きい影響が、前期2021.12期第1Qが新型コロナウイルスまん延によるテレワーク需要の高まりと、うまく需要を取り込み大幅に成長したことによります

特に製薬業界向けの小規模イベントが多数発生し、2022.12期第1Qではその特需的な受注がなかったため、売上高および利益の増加率が一時的に低くなることはいたしかたないことです

2022.12期1Q(特に期初1月に集中投入)に、積極的なテレビCM広告費用(2.3億円)を投下したことで、営業利益が減少しています

会社計画を見る限り、2022.12期第2Qでは元々営業利益で▲16.7%の減益を計画しており、1QのテレビCM広告費用も見込まれています

おそらくは1Q時点の結果も、会社計画と大きくは外れていないはずです

売上高も微増とはいえ、大きく伸びた前期1Qを超えたことは、先行投資の効果が一定程度出ていると見てよいと判断しています

実際にサードプレイスDX事業では、テレキューブの台数はCM効果もあり設置台数は大幅増、売上高も大きく伸びました

それを考えれば、売上高の今後の伸びによりますが、2021.12期は1Qが売上高・利益ともに最も高かったため、前年同期比対比では今後改善してくることはほぼ間違いありません

次に2Qですが、2Q累計では残念ながら売上高、各段階利益ともに当初計画は未達でした

一方2Qのみの前年同期比では、増収増益となりました(売上高:+12%、営業利益:+40%)

計画未達であったことはマイナス材料ですが、増収増益に戻したことは一定の評価ができます

このことより業績としては、悪いわけでは決してありません

ただし、年間計画対比では、下期の業績目標が、

売上高:7,290(1.1倍)
営業利益:1,327(2.0倍)
当期純利益:981(1.9倍)
単位:百万円(上期対比)

と1QでのサードプレイスDX事業へのCM費投下分を除いたとしても、営業利益ベースで1.5倍ほども必要になるため、計画達成はかなり厳しいものがあると言わざるを得ません

現在の株価は割高?割安?

株価は6月を境に上昇を続けてきました

6月底の839円から直近高値1,461円では、実に74%も株価は上昇しています

しかし、今回の2022.12期第2Q決算で計画未達であったことは、マイナスインパクトとしては大きく、おそらく株価は上昇を続けてきただけに、それなりに下がると見ています

そのため下がり目を注視しつつ、うまく反転上昇するタイミングを拾いに行きたいところです 

また、何か動きがあれば順次更新していきます

他の個別銘柄への投資ポイントについても興味があればこちら

個別株への投資の方法について興味あればこちら

現在の僕の投資の状況に興味があればこちら

会社概要

証券コード/銘柄名:3681/㈱ブイキューブ

設立年/上場年/上場市場:2000年/2013年/プライム

業種コード/業種:5250/情報・通信

決算月:12月

事業内容:ビジュアルコミュニケーションの企画開発、販売、運用保守およびサービス提供、Web会議や個室型スペースの販売・サービス提供が主力

売上高/営業利益/経常利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 22.12(会社予想):13,900(20.9)/2,000(48.0)/1,900(54.2)/1,500(13.3)
  • 21.12:11,493(38.8)/1,351(29.1)/1,232(20.9)/1,324(16.3)
  • 20.12:8,282(30.0)/1,046(-)/1,020(-)/1,138(3,210.3)
  • 19.12:6,369(▲19.9)/▲284(-)/▲341(-)/34(▲92.5)
  • 18.12:7,960(19.9)/345(-)/259(-)/456(-)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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