日本株/個別銘柄

【投資ポイント】3921 ネオジャパン

ここではネオジャパンについて、

投資の参考にできる情報と視点、将来性、割高/安の判断などを紹介します

各所に記載している数値は2022年9月執筆現在のものです

2022.9.14第2Q決算更新済

ココが投資ポイント

ネオジャパンについての投資ポイントです

  1. 安価かつ高品質なグループウェア(クラウド/パッケージ)製品が主力
    外資系(マイクロソフトなど)やサイボウズなどと比較しても、優位性のある高い品質で評価高く、解約率低位
  2. 他に企業基幹システムの開発・保守が3割程度を占める
  3. 導入後は月額型のストック型ビジネス、売上の5割占め安定的
  4. 2023.1期1Q時点:
    クラウド版ユーザー数:46.6万ユーザー(前Q比:+1.3万ユーザー)
    サービス全体:468.7万ユーザー(2022年4月時点、前Q比:+6.1万ユーザー)
  5. 企業だけでなく、政府機関や自治体など幅広く対応し、信頼を得ている
  6. 社歴30年と長いが、成長市場にポジショニング、成長企業
  7. 2022.1期まで10期連続増収増益を継続も、2023.1期は下方修正にて減益計画となる
  8. 2023.1期第2Q実績:
    売上高:2,936(3.3%)
    営業利益:610(▲4.9%)
    純利益:463(▲6.2%)
    単位:百万円(前年同期比%)
  9. 2023.1期計画(下方修正後):
    売上高:5,989(1.2%)
    営業利益:1,094(▲12.3%)
    純利益:782(▲9.7%)

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点

  1. 成長市場にポジショニング
  2. 市場での優位性
  3. ストック型ビジネス

これらの視点を詳しく見ていきます

視点①成長市場にポジショニング

グループウェアに関する市場予想で、一般に公表されている資料があまりなく、参考程度の説明にはなってしまいますが、

グループウェア市場は、この数年で2倍以上に成長し、今後も当面は成長を続けると予想されています

競合他社の状況では、サイボウズのクラウド関連事業の売上高は2017.12期から2021.12期の4年で3倍近い売上高へと成長し、2022.12期売上高推移も、前年同月比で毎月20%以上伸びており、足元での好調さをうかがえます

富士キメラ総研が毎年「ソフトウェアビジネス新市場」を発行しており、グループウェアの市場成長予測なども調査されています

有料のため手軽に見ることはできませんが、よければ参考にしてみてください

成長企業の大事な要素の1つに、「成長市場にポジショニング」がありますが、ネオジャパンはこの要素を押さえることができています

視点②市場での優位性

グループウェア市場では、マイクロソフトなどの外資系が強く、他に国内ではサイボウズなどが高いシェアを持っています

ネオジャパンも時価総額は200億円に満たない上場企業では小さい会社ですが、存在感を発揮しています

社歴が30年と長いこともあり、多くの政府機関、官公庁、自治体へも導入されており、都道府県庁でも17の自治体に導入実績があります

優位性の1つは価格面です

主力のdesknet's NEOはクラウド版であれば、月額:400円/ユーザー~使用することができます

比較として、サイボウズだと中小企業向けのOfficeで月額:500円/ユーザー~、大企業向けのGaroonで月額:800円/ユーザー~となっています

マイクロソフトでは、月額:650/ユーザー~の設定です

少額の差に見えますが、従業員数が多くなることにより、この差は大きなコスト差になります

この低価格を実現するために、広告費などを抑えおり、それでも営業利益率でも20%を超える高収益を実現できています

優位性の2つ目には高品質が挙げられます

上記でサイボウズとの価格比較をしましたが、品質面でも劣ってはおらず、優位性も持ち合わせています

まず機能数でも現在desknet's NEOは27の機能を有し、一方サイボウズGaroonが有する機能数は23と、機能数でも充実しています

実際の製品については、一概にどちらが良い悪いの判断は難しいですが、1つの判断指標として、ネオジャパンの解約率は直近0.2%台で推移しており、高い評価と信頼を得ている証と見ることができます

ネオジャパン公表の直近資料では、2022年4月時点で累計468.7万ユーザー、前Q比で6.1万ユーザー増と順調な新規ユーザーの獲得ができています

視点③ストック型ビジネス

視点②でも紹介した通り、ネオジャパンの事業は導入後は月額使用料等を受け取るストック型ビジネスです

ユーザー数もクラウド版のみで46.6万ユーザーと年間売上高:31.5億円まで積み増せており、2023.1期の年間売上高計画62.7億円の半分をストック収益が占め、安定的です

解約率も既に紹介しましたが、2022.1期第3Q以降は0.2%台で推移しており、ユーザー数の増加および解約率が低位に抑えられていることが、事業が安定的成長を続ける基盤となっています

今後もネオジャパンの成長性を見る際には、ユーザー数の増加と解約率の状況をKPIとして、把握しておくことが大切です

直近のクラウド版のユーザー数と解約率の推移

ネオジャパンユーザー数推移


※出典:ネオジャパン「2023年1月期 第1四半期決算説明資料」

なお、僕の高成長銘柄の基準にしているものを記事にしていますので、興味のある方はこちらも参考にしてください

補足①海外事業の可能性

ネオジャパンは現在、米国とアジア圏でタイとマレーシアに子会社を置いています

米国子会社は、米国のみではなくグローバル市場への足掛かりに、アジア圏の子会社は、商慣習が日本に近いこともあり、ネオジャパンの製品の販売展開を狙っています

海外売上高は現在のところはとんどなく、短期的に業績に好影響を与える可能性はほぼありません

そのためまずは国内でのシェア拡大による顧客の獲得が最大のポイントになります

ただし、中長期的には海外も進出すべき市場であるため、この数年で売上高が伸びてくるようであれば、成長加速のブースターとしては今後見ておきたい点です

補足②2023.1期の業績の考察

2023.1期第2Q発表前の本記事では、今期の業績は達成する可能性が高いと紹介しておりましたが、今回業績の下方修正が発表されたことは、僕自身大いに反省すべき点です

各事業が失速している点を見通せていませんでした

今回、会社の業績の下方修正の公表資料にも記載の通り、当初計画から、

システム開発サービス事業の売上高:230百万円減少
ソフトウェア事業の売上高:42百万円減少

と両事業ともに失速する形の発表となりました

また、これらを受けて、下期にて広告宣伝費を64百万円追加投資する計画となっており、失速が一時的でなく、広告宣伝費などの先行投資を追加していかないといけいないほどに、厳しい状況となっている言わざるを得ません

各視点で説明した市場の成長性やネオジャパンの事業の魅力や優位性については、まだ見方を変えるタイミングではないと思っています

ただし、不透明感は出てきてしまっているため、今後の会社からの公表資料や3Q以降の業績を注視していきます

現在の株価は割高?割安?

第2Q決算発表前の株価は1,090円ですが、業績の下方修正も発表されたため、明日は株価が下がることが濃厚です

残念ながら現時点では、株価がどの水準で安定するかが見通せません

当面は株価も低迷が予想されますが、うまく安値圏でインして、再成長を期待したいところです

また、何か動きがあれば順次更新していきます

他の個別銘柄への投資ポイントについても興味があればこちら

個別株への投資の方法について興味あればこちら

現在の僕の投資の状況に興味があればこちら

会社概要

証券コード/銘柄名:3921/㈱ネオジャパン

設立年/上場年/上場市場:1992年/2015年/プライム

業種コード/業種:5250/情報通信

決算月:1月

事業内容:ビジネスICTツールのクラウドサービスおよびパッケージ製品の販売が主力。他に基幹システムの開発・保守。海外展開積極的

売上高/営業利益/経常利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 23.1(会社予想):5,989(1.2)/1,094(▲12.3)/1,182(▲13.1)/782(▲9.7)
  • 22.1:5,920(11.2)/1,247(35.5)/1,361(43.5)/866(27.9)
  • 21.1:5,325(42.3)/920(31.7)/948(32.3)/677(36.8)
  • 20.1:3,742(40.6)/699(26.7)/717(29.8)/495(29.6)
  • 19.1:2,661(15.1)/528(22.1)/547(21.3)/382(17.9)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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