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【投資ポイント】4431 スマレジ

ここでは、スマレジについて、

投資の参考にできる情報と視点、割高/割安かどうかを紹介します

各所に記載している数値は2022年9月執筆現在のものです

2022年9月12日決算更新予定済

ココが投資ポイント

 スマレジについての投資ポイントです

  1. 簡易な設備であるタブレット端末等によるスマート/クラウドPOSレジのシステムを中規模小売・飲食店を中心に提供
  2. 1とともに販売データに基づく分析や戦略等を提供するデータプラットフォーム事業が主力
  3. スマレジを中心にタイムカードや給与計算など、周辺業務等に関するクラウドサービスを拡大中
  4. 売上高=「単価」×「契約数」を基本とするストック型ビジネスを展開
  5. 無料/有料プランともに契約店舗/社数は毎月増加中
    2022.8末時点スマレジ契約数(前年同月末比)
    無料:90,146(12.4%増)
    有料:25,921(22.5%増)
  6. ㈱ロイヤルゲート(以下、ロイヤルゲート)を大和ハウス工業㈱より買収、吸収合併まで完了
  7. 2022.4期は増収減益ではあるが計画値利益は大幅超過
    2023.4期も売上高30%程度増収も当期利益のみ減益計画
  8. 2023.4期第1Q実績:
    売上高:1,228(33.6%)
    営業利益:186(▲19.8%)
    純利益:362(142.5%)
  9. PER58倍程度とまだ高い

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点

  1. 着実な契約数の積上げ
  2. 2022.4期の減益の要因と将来展望

これらについて見ていきます

視点①着実な契約数の積上げ

スマジは2019年8月分から毎月の無料/有料の契約数を毎月公表しています

これを見ると、

無料プラン契約数:減少した月なし
有料プラン契約数:2020.4のみ減少

スマレジ前月比契約数推移

スマレジは飲食店等が取引先として多いため、コロナ禍初期の2020.4の有料プラン数が減少したことは致し方ない結果です

しかし、これを除き無料/有料ともに契約数が、確認できるだけでも約2年半もの間、減少した月がなく、増加数が増えていることは驚異的と言えます

有料プラン契約の増加数も毎月ごとに増加傾向となっており、契約単価を下げなければ増収を続けることができます

また、プラン内容自体が良く、他で圧倒するような競合他社が現れない限り、業績が大きく傾く可能性も低いです

これがストック型ビジネスの強みです

実際に業績も売上高は確認できる限りで5期連続の増収、利益は2022.4期が減益でしたが、2021.4期まで4期連続の増益です

そのため、業績の先行指数でもある無料/有料プランの契約数推移を注視していく必要があります

もし、減速、または、減少へ転じた場合には早めの手じまいも大事なポイントです

※ストック型ビジネスのメリットについて知りたい方はこちらも参照ください

視点②2022.4期の減益の要因と将来展望

2022.4期の減益の主要因は「広告宣伝費」への積極的な投資です

2021.4期と比較して2022.4期の広告宣伝費は、4.7億円と大幅な増加でした

広告宣伝費の増額分を除くだけでも、2022.4期営業利益は前期比30%増益となります

先行投資の広告宣伝費を除けば大幅な増収増益だったと言えます

また、人員も買収したロイヤルゲートを除いても前期比45%増(124→180人)と大幅増です

以上より、2022.4期末までは先行投資を除き、順調に成長できています

次に、2023.4期計画ですが、会社の方針として2023.4期と2024.4期も成長重視です

広告宣伝費の積極的な投下とロイヤルゲートの黒字化までの影響により、利益面は維持または減益を想定しています

一方で、売上高の基になる有料契約数およびARRが伸びており、中期経営計画も計画値を上方修正されました

ARR:期末月の MRR(クラウドサービス月額利用料等)を12 倍して算出したもの。ストック収益の年間想定売上高

先行投資による短期的な利益成長鈍化により、一時的に株価は伸び悩む可能性もありますが、業績面として契約数と売上高がどこまで伸びるか、また、会社でコントロール可能な広告宣伝費がどのくらいかを注視しておく必要があります

減益となってしまっていても、売上高が成長し、かつ、広告宣伝費を除き前期比増益となっていれば問題はないものと考えています

補足:2023.4期第1Q決算の考察

2023.4期第1Q実績は、

売上高:1,228(33.6%)
営業利益:186(▲19.8%)
純利益:362(142.5%)
単位:百万円(前年同期比%)

でした

売上高は、ロイヤルゲートの子会社化&吸収合併による増収効果とスマレジ本体の堅調な伸びにより、大きく伸びました

一方営業利益は、ロイヤルゲートが買収時は赤字会社だったことや積極的な広告宣伝費の投下等により、前年同期比で減益となりました

純利益は、ロイヤルゲートを吸収合併したことにより、特別利益として合併に伴う差益を58百万円、税効果による節税効果175百万円の一時的な影響により、大幅な増益となりました

ロイヤルゲートを大和ハウス工業㈱から2021年12月22日に買収、2022年7月1日に同社を吸収合併しています

ロイヤルゲートは元々赤字先行の会社であり、買収時点も改善傾向にあるものの赤字が継続している状態、2023.4期中に黒字化を達成するとの説明があります

合併をしてしまえば、ロイヤルゲート個別の決算数値はわかりようがないですが、第1Q時点での赤字解消の見込みは低く、スマレジ本体の業績の足を引っ張る形になったと思われます

ただ、合併を7月1日にしたことにより、業績への取り込みは7月分のみ、おそらくロイヤルゲートの赤字分も1ヶ月のみ取り込みだったため、営業利益の減益は、小さく抑えられたのではないかと推測しています

今後は、2023.4期はまだロイヤルゲートの赤字の影響も残ると思われますが、スマレジ本体の事業は堅調であり、ロイヤルゲートも今期中に黒字化して成長基調に乗れば、中長期的な成長が期待できます

現在の株価は割高?割安?

会社計画に対する、現在の株価のPERは58倍程度と成長株らしい高い数値です

ただし、2023.4期第1Q決算により純利益が大幅に伸びたため、2023.4期業績に対するPERはかなり下がると見込みです

これまでの株価は、2021年8月に上場来最高値4,395円を付けてからは下落、2022年6月に904円と上場来最安値を更新しました

ここから現在は、1,200円程度まで回復して推移しています

ただし、すでに書いたように短期的には会社計画の通り、業績の利益面が低迷する可能性が高いため、株価が短期的にこれ以上上値を目指せるかどうかはわかりません

ビジネスモデルは、安定的な収益性と成長性を兼ね備えたストック型ビジネスです

これが魅力であることは間違いありません

現在は子会社化し、吸収合併したロイヤルゲートの赤字が解消され、黒字化するポイントも伸びるタイミングと予測できます

また、何か動きがあれば順次更新していく予定です

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現在の僕の投資の状況に興味があればこちら

会社概要

証券コード/銘柄名:4431/㈱スマレジ

設立年/上場年/上場市場:2005年/2019年/グロース

業種コード/業種:5250/情報・通信

決算月:4月

事業内容:タブレット等をツールとしたスマートPOSレジを中規模店舗へ提供。販売データに基づくプラットフォーム事業を展開

売上高/営業利益/経常利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 23.4(会社予想):5,593(30.2)/651(2.3)/651(9.9)/403(▲27.7)
  • 22.4:4,296(29.2)/636(▲24.7)/592(▲30..0)/557(▲4.4)
  • 21.4:3,324(2.3)/845(12.6)/846(12.6)/583(6.7)
  • 20.4:3,249(64.9)/751(74.0)/751(83.9)/547(86.7)
  • 19.4:1,976(41.9)/431(42.2)/408(35.0)/293(35.3)
  • 18.4:1,393(48.5)/303()/302(93.7)/216(88.3)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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