日本株/個別銘柄

【投資ポイント】6050 イー・ガーディアン

ここではイー・ガーディアン(以下、eg社)について、

投資の参考にできる情報と視点、割高/割安かどうかを紹介します

各所に記載している数値は2022年8月執筆現在のものです

2022.8.2第3Q決算更新済

ココが投資ポイント

eg社についての投資ポイントです

  1. 総合ネットセキュリティ企業としての地位を確立
  2. 今後成長を期待されるネットセキュリティ市場にポジショニング
  3. 2022.9期計画含めて8年連続増収営業増益2ケタ成長を継続中
  4. 売上に対する利益の伸びが大きく、売上高営業利益率20%達成
  5. 2022.9期第3Q実績:
    売上高:8,700(20.7%)
    営業利益:1,750(26.6%)
    純利益:1,343(64.6%)
    売上高営業利益率20%は維持
  6. 2022.9期計画に対するPERは24倍程度だが、上方修正は濃厚予測

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点:成長市場での優位性のあるポジショニング

  • 成長市場での優位性のあるポジショニング

eg社はこれに尽きるため、この視点を見ていきます

eg社がどのような市場に位置しているかですが、

  • サイバーセキュリティ
  • アド/広告の監視・審査
  • ソーシャルサポート(監視とカスタマーサポート)
  • ゲームサポート

主にこの4市場/セグメントになります

各市場とその中でのeg社のポジショニングについて見ていきます

市場①サイバーセキュリティ

サイバーセキュリティはランサムウェアなど日々のニュースで取り上げられるくらい話題になっており、サイバー攻撃による被害も総額および件数ともに拡大傾向です

少し古いですが2020年は被害総額が220億円とも推計されています

そのため、対策となるサイバーセキュリティ市場も拡大しています

IDC Japanから公表されている国内のサイバーセキュリティ市場規模では、

2020年8,616億円 → 2025年1兆230億円

特にサイバーセキュリティ関連のソフトウェア市場だけで見ると、

2025年に5,000億円規模と2020年から年平均10%程度の市場成長が予測されています

その中で、eg社の提供する「SITEGUARD」というWAFソフトウェアが国内導入数100万サイト超でNo.1の地位を誇っています

WAF:Web Application Farewallの略。ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ対策

WAFの形式の違いはありますが、

上場企業である㈱サイバーセキュリティクラウドが提供するクラウド型WAF「攻撃遮断くん」が15,000サイト以上と公表されており、導入サイト数の規模では大きな差があります

eg社の「SITEGUARD」は官公庁含めて幅広い分野で導入されており、実績としても申し分ありません

eg社のサイバーセキュリティ事業は2022.9期第3Q売上高:4.9億円(前年同期比+4.3%)とまだ小さい規模ですが、成長していることが実績からもわかります

ただし、今後に対して、WAFに関してソフトウェア型(「SITEGUARD」など)とクラウド型(「攻撃遮断くん」など)のシェア関係などどのように競合していくは懸念が残る事項です

市場②アド/広告の監視・検査

ネット広告はここ最近では、米国企業のアルファベット(google)やメタ(Facebook)などの大手企業で不調とネガティブな面も出てきていますが、

国内では苦戦している大手もあるものの、ヤフーなどを傘下に持つZホールディングスや楽天グループなど国内大手の広告収入は成長しています

それに伴い広告に関する監視や審査する分野も伸びるのは必然です

特にこの分野は広告の伸びから遅れて伸びてくるものでもあるため、当面は成長を期待できる市場です

eg会社のアドプロセス事業は2022.9期第3Q売上高:10.2億円(前年同期比+21.9%)、過去の推移を見ても急成長はなくとも安定的に成長してきています

特に強みとしているのは消費者庁や気象庁などの省庁案件の受注による信頼性とノウハウです

このあたりは会社とサービスの質それぞれに信頼と実績がなければ受注できないため、優位性は大きいと見ています

市場③ソーシャルサポート(監視とカスタマーサポート)

ソーシャルサポートには、不正取引や画像・動画・テキストの監視や本人確認や問い合わせ対応などのカスタマーサポートが含まれます

この市場は多岐にもわたるため一概に成長市場と示しにくい点があります

これらが必要となる市場がEコマースやDX、自動運転、メタバース、NFT…と挙げればキリがないくらいに今後の成長を期待される市場です

サービス提供が可能な市場が伸びればこの市場も成長する可能性が高いです

その中でeg社は元々人中心に監視などのサービス提供を行っていたものから積極的にAI活用を推進し、人×AIのハイブリッドで成長と高収益を実現できています

特に成長著しいのがキャッシュレスへの対応やEコマース、次に自動運転やメタバースなど成長が期待できる市場で着実に実績を積み増せている点は強みです

2022.9期第3Q売上高:49.7億円(前年同期比+32.1%と主力事業でありながら最も成長している事業でもあり、eg社が伸び盛りである大きな要因です

市場④ゲームサポート

現在のゲーム市場自体に大きな波があり、成長市場としても言えない現況です

その市場の中でサポート事業として展開していくことも成長を難しくする要因でもあります

実際にeg社のゲームサポート事業のみ、2022.9期第2Q売上高:15.7億円(前年同期比▲3.6%)と減収となっています

四半期毎の推移では下げ止まりになってきていますが、2020年頃より減少傾向が続いています

ゲームサポート事業は大きく崩れずに現在の水準程度を維持し、他の3事業の成長に期待することが妥当な投資目線と判断します

補足:2022.9期第3Q実績の考察

2022.9期第3Qも売上および営業利益ともに、20%超の伸びと堅調な成長路線を維持しました

売上高:8,700(20.7%)
営業利益:1,750(26.6%)
純利益:1,343(64.6%)

売上高営業利益率:20%を超えており、前期同様に高収益体質も維持できています

一方で、第3Q期間は第2Q期間と比較し、売上高および利益ともに減収減益と落としてしまっています

短信のみからでは具体的な理由は示すことができませんが、成長の鈍化懸念も可能性として出てきました

四半期毎の業績推移:

1Q→2Q→3Q
売上高:2,753→2,986→2,961
営業利益:540→642→568
純利益:383→582→378

これを見ると、2Qが良すぎたという見方もできるため、第4Qの結果も注意してみていく必要があります

年間の業績計画との比較では、売上高および営業利益ともに進捗率80%、純利益にいたっては98.8%とほぼ達成した状況です

業績計画を超過することはほぼ間違いなく、どの程度まで伸びるか、また、2023.9期の業績予想がどう出るかが次のポイントと言えそうです

現在の株価は割高?割安

ここまでの内容を総合して、eg社の成長可能性は当面は高いと結論付けます

そのうえで、現在の株価と会社公表の2022.9期業績計画に対するPERは24倍台、業績は計画超過が濃厚と見ていますので、実際はPER20倍下回る水準を目線としても判断に迷う水準です

理由としては、2022年に入ってからは特にグロース株への評価が厳しく、PER20倍前後でも決算数値に対する株価の反応が非常に悪いこと、

ネットセキュリティ関連がトレンドとなってきており、少し前よりも株価を既に上げてしまっていることです

個人的な目線では保守的にも今より10%程度安い2,800~3,000円を買い水準にしたいところです

ただ、さきほど書いたように総合的に見て成長性はとても魅力的ですので株価とのバランスをどう見ていくか

また、何か動きがあれば順次更新していきます

他の個別銘柄への投資ポイントについても興味があればこちら

個別株への投資の方法について興味あればこちら

現在の僕の投資の状況に興味があればこちら

会社概要

証券コード/銘柄名:6050/イー・ガーディアン㈱

設立年/上場年/上場市場:1998年/2010年/プライム

業種コード/業種:9050/サービス

決算月:9月

事業内容:総合ネットセキュリティ企業。人とAIの両面からサイバーセキュリティやデバッグ、カスタマーサポートや監視などの運用面までワンストップでのサービス提供が強み

売上高/営業利益/経常利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 22.9(会社予想):11,012(10.9)/2,170(10.2)/2,207(8.2)/1,360(25.1)
  • 21.9:9,933(27.6)/1,968(53.2)/2,040(53.8)/1,086(22.2)
  • 20.9:7,785(19.1)/1,285(10.1)/1,326(10.4)/889(7.9)
  • 19.9:6,535(10.7)/1,167(12.4)/1,201(14.5)/840(14.2)
  • 18.9:5,902(16.5)/1,039(28.1)/1,049(24.8)/736(28.5)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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