投資状況履歴

【投資ポイント】6778アルチザネットワークス

ここではアルチザネットワークス(以下、アルチザ)について、

投資の参考にできる情報と視点、将来性、割高/安の判断などを紹介します

各所に記載している数値は2022年9月執筆現在のものです

2022.9.8本決算更新済

ココが投資ポイント

アルチザについての投資ポイントです

  1. 通信業者へのテスター販売や基地局のテストサービスが主力、その他ネットワークの運用保守に関する製品の販売・サービスを展開
  2. 通信業者は5Gへのインフラ投資も旺盛であり、需要が高い
  3. 売上高は増収を続けており、利益も2019年7月の黒字化から高成長を継続
  4. 売上高営業利益率:
    2021.7期実績:20.6%
    2022.7期実績:32.2%
    2023.7期計画:27.9%
    高収益かつ成長中
  5. 販管費に占める研究開発費が高い
  6. 2022年3月に㈱シー・ツー・エムを子会社化
    売上高:4億程度上乗せ
  7. 2022.7期実績:
    売上高:4,542(12.1%)
    営業利益:1,462(75.1%)
    純利益:1,097(38.3%)
    ※収益基準の変更による影響があるため、「%」は単純に前期比
  8. 2023.7期計画:
    売上高:5,230(15.1%)
    営業利益:1,461(▲0.1%)
    純利益:1,075(▲2.0%)

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点

  1. 成長市場にポジショニング
  2. 事業の成長性が高い

これらの視点を詳しく見ていきます

視点①成長市場にポジショニング

実際には通信事業者の投資額は、2022年度をピークに、減少傾向となることが予想されています

これは通信大手3社に続き、楽天モバイルも2022年度までは大型投資を続けてきたが、今後の投資額が縮小傾向になるとしており、

大手3社もこれまでと同水準、または、減少する計画となっています

以下の表は、IDCがまとめた国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場の2021年~2026年の支出額予測で、上記はこの予想に基づいています

棒グラフが支出額(億円)、折れ線グラフが成長率(%)です

IDC-国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場予測


※出典:IDC「国内5Gネットワークインフラストラクチャ市場 支出額予測、2021年~2026年」

一方、アルチザは基地局の設置時だけではなく、運用や保守の分野でも展開しており、基地局自体は5Gを中心に、当面増加傾向にあります

アルチザの主要取引先は、通信大手各社、富士通やNECなどの国内ベンダー、エリクソンやノキア、ファーウェイなどの海外ベンダーなどとなっており、国内外大手が主要取引先となっています

現在は海外への販売へも力を入れており、海外での売上増加も期待できる状況であり、その意味でも成長市場へのポジショニングができているとの考えとしています

視点②事業の成長性が高い

「成長性が高い」とは書きましたが、高PER銘柄ほど高いというわけではなく、M&Aなどの要因を除けば増収ペースだと、年率10~20%の成長率と見ています

これを成長性が高いと考えるかどうかは、それぞれの捉え方と思います

ここで書いておきたいポイントとしては、

  • 通信インフラ整備の分野において、重要なポジションを獲得できており、多くの国内外大手との取引が確保できていること
  • 研究開発費にも積極的な投資を継続しており、赤字であった時期も積極的に先行投資を続けてきたこと

がアルチザの強みと考えています

今後は国内では比較的安定的に収益を稼ぐことができると見ており、海外での展開にもすでに海外大手との取引もあることから、大いに期待できます

また、新規事業や既存事業の派生事業への取り組みも積極的であり、早くから積極的に先行投資を行ってきた社風と、それが着実に業績につながってきた実績にも、十分な魅力があると感じています

研究開発費においては、販管費の60%超、売上高に対しても28%(いずれも2022.7期実績)と、高い比率で投資を行ってきており、競争力の源泉ともなっています

この売上高に対する28%もの先行投資(研究開発費)を除けば、営業利益率は60%近くまで上昇し、非常に高収益な事業を展開できているとも見て取れます

私の個人的な見解ではありますが、おそらく上記の比率は、事業規模拡大とともに比率が下がってくると見ており、それにより利益率の上昇による、利益の成長も期待できると見ています

補足:2022.7期業績と2023.7期計画への考察

まず2022.7期実績から見ていきます

2022.7期実績:
売上高:4,542(12.1%)
営業利益:1,462(75.1%)
純利益:1,097(38.3%
※収益基準の変更による影響があるため、「%」は単純に前期比

結果としては、以前に上方修正された計画値からも増収増益着地です

一方で、第3Qの結果からは営業利益は16百万円しか、積み上がりませんでした

過去からの流れの通り、4Qは次の期のための研究開発費などを先行計上する傾向があり、今回も4Qの販管費が増加していることから、この辺りの影響があったようです

会社としては、先行費用計上を含め、計画通りだったと言え、4Qの業績が実際に悪化したわけではありません

法人税等の計算上の見直し等により、150百万円ほど圧縮されたため、純利益のみ3Qから増えたような結果です

次に2023.7期の計画です

2023.7期計画:
売上高:5,230(15.1%)
営業利益:1,461(▲0.1%)
純利益:1,075(▲2.0%)

詳しくは、会社の決算説明資料が発表された後に、再度更新したいと思いますが、速報ベースとして、

2023.7期に影響の大きい要因が、2022年3月に㈱シー・ツー・エム(以下、C2M)を子会社化したことです

C2Mの業績は開示されていませんが、会社HPに2021年度の売上高が3.7億円とあり、多少の成長を見込んでも、売上想定の4億円程度が加算されます

ただし、2022.7期も3ヶ月程度は加算されているはずなので、2022.7期から2023.7期への実質的な加算は3億円程度かなと見ています

とすると、2022.7期から2023.7期の売上高の伸びが8億円程度、そのうちC2Mが3億円上乗せと考えると、5億円程度がアルチザ本体の伸びではないかと想定しています

2022.7期はC2Mの影響を除けば、4億円程度ですので、2023.7期もアルチザ本体の伸びも堅調と言えます

一方、利益ベースが若干でも減益計画となっている理由です

2022.7期の売上高営業利益率が32.2%と過去と比較しても、非常に高い実績となったことが要因と推測しています

会社の説明では、利益率の高い案件を受託することができたことを要因としており、2022.7期の利益率は出来すぎだったとも言えます

売上の成長は順調、利益は2022.7期に一過性的に当初計画以上に伸びてしまい、2023.7期は当初計画通りに進める予定のため、見た目上は鈍化しているというイメージです

利益の伸びは鈍化すると言えども、C2Mの買収含めても、売上高営業利益率:27.9%の非常に高い利益率の計画です

これには多くの研究開発費が含まれたうえでの数値です

見た目上は業績の利益面があまり伸びていないように見えますが、会社の事業としては順調と言え、これにC2Mを子会社化したことによるシナジー効果も発現されれば、今後の継続的な成長も期待できます

現在の株価は割高?割安?

2022.7期実績はよかったものの、2023.7期計画が2022.7期実績の急成長と比較して、増収となるも減益計画となったため、おそらく株価は下がると見ています

そのため、当面が株価変動が大きく、落ち着くまでしばらくかかります

あまり早急にインすることなく、まずは落ち着くまで静観、その後に割安とご自身で判断できればインを検討してください

僕の個人的意見では、アルチザの成長性には十分に期待ができると見ています

また、何か動きがあれば順次更新していく予定です

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会社概要

証券コード/銘柄名:6778/㈱アルチザネットワークス

設立年/上場年/上場市場:1990年/2001年/スタンダード

業種コード/業種:3650/電気機器

決算月:7月

事業内容:通信業者向けの基地局のテスト・計測製品の販売やテストサービス等が主力、他にネットワーク運用・保守の製品やサービスを展開

売上高/営業利益/経常利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 23.7(会社予想):5,230(15.1)/1,461(▲0.1)/1,447(▲1.8)/1,075(▲2.0)
  • 22.7:4,542(12.1)/1,462(75.1)/1,73(78.1)/1,097(38.3)
  • 21.7:4,050(25.4)/835(90.6)/827(106.8)/793(80.5)
  • 20.7:3,231(22.9)/438(489.6)/399(502.0)/439(273.5)
  • 19.7:2,630(12.6)/74(-)/66(-)/117(-)
  • 18.7:2,335(17.3)/▲672(-)/▲674(-)/▲856(-)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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