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【投資ポイント】7372 デコルテ・ホールディングス

ここではデコルテ・ホールディングス(以下、de社)について、

投資の参考にできる情報と視点、割高/割安かどうかを紹介します

各所に記載している数値は2022年8月執筆現在のものです

2022.8.4第3Q決算更新済

ココが投資ポイント

de社についての投資ポイントです

  1. ウェディングフォト事業では、結婚式をしない「フォトウェディング」と結婚式とは別にした「前撮り」が対象メイン
  2. 婚姻数は減少傾向もフォトウェディング&前撮りの需要は増加傾向と当面は成長市場といえる
  3. ウェディングフォトから成人式フォトなどのライフフォトとして、フォト事業全体へ事業領域を拡大中
  4. ウェディングフォト市場ではシェアNo.1、撮影組数2.4万組/年の実績(2019.9期)
  5. 規模によるコスト競争力、充実したサービス提供、コアサービスの内製化による質の高いトータルサービスが可能
  6. コロナ禍の2020.9期の業績は悪化したが、増収増益基調へ復帰、2022.9期は大幅増益の最高益を計画
    ※本業以外の利益が含まれており、これを除くと安定成長水準
  7. 売上高は季節的要因が大きく、2Q(1~3月)と4Q(7~9月)が閑散期、1Q(10~12月)と3Q(4~6月)が繁忙期になる傾向
  8. 2022.9期第3Q実績:
    売上高:4,073(+13.8%)
    営業利益:1,275(+50.6%)
    純利益:820(+51.3%)
    単位:百万円(前年同期比%)
  9. 現在株価は1,000円程度と最安値719円から4割程度上昇しているが、それでもPER:5倍台

これらの投資ポイントから注目すべき視点として・・・

投資ポイントの視点

  1. ウェディングフォトの市場成長性
  2. de社の強みと成長性

これらの視点を詳しく見ていきます

視点①ウェディングフォトの市場成長性

前提となる各市場規模を示す数値を見てみると、

①婚姻数

2021年度は52.5万組で2020年度から3,000組の減少と減少が続いている状況です※1

②結婚式等の費用

微増を続けておりましたが、平均額の2021年度調査で292.3万円、2020年度調査の362.3万円から70万円もの大幅減少となっています※2

理由は、コロナ禍による結婚式の延期や招待客などを絞った(平均招待客人数:2020年66.3人→2021年42.8人)による、結婚式自体の規模の縮小が原因のようです※2

ここまでの減少はさすがに新型コロナウイルスによる一時的な影響と思われますが、一方で直近での物価高などから結婚式費用の圧縮や式自体を行わない比率の上昇も懸念されます

一方で、結婚という大事な人生の瞬間に何もしない、何も残さないというのも寂しい…という流れもあります

③ウェディングフォト市場の状況

2020年年度のウェディングフォト実施率72.0%、そのうち結婚式等を未実施層48.3%とそれぞれ高い比率となっています※3

2020年度のウェディングフォト市場は794億円と推計※3されており、2020年度は上記の通り新型コロナウイルスの影響により、一時的な市場急拡大という点もありますが、

ウェディングフォト市場だけにスポットを当てれば、認知度の上昇とともに成長の可能性が高い市場といえます

各種の数値は以下から参照しております
※1 出典:厚生労働省「人口動態統計」
※2 出典:㈱リクルート「結婚トレンド調査2021」
※3 出典:㈱ウェディングパーク「「フォトウエディング・結婚式前撮りの実施」に関するアンケート調査」

視点②de社の強みと成長性

de社の強みは、

  • 規模によるコスト競争力
  • 充実したサービス提供
  • コアサービスの内製化

上記の強みを裏付ける実績として、

  • フォトウェディング市場でシェアNo.1
  • 年間撮影件数2.4万組という実績
  • 現在22拠点あり、今後50拠点へ拡大計画(2024.9期達成計画)
  • 自社でフォトグラファーおよびメイクアップアーティストを多数確保による内製化
  • フォトコンテストでも多数のフォトグラファーが受賞経験を持つ

などが挙げられます

中期経営計画の業績計画も、

2022.9期:売上高54.9億円、当期利益:5.97億円(継続事業のみ)
2023.9期:売上高68.8億円、当期利益:7.15億円
2024.9期:売上高87.0億円、当期利益:9.46億円

となっています

強気な計画のため、ここまでの成長が実現できるかは、現時点では断言できるだけの材料はないですが、

市況が大きく悪化するような新たな事象が発生しない限り、一定程度の成長は期待できると見ています

ポイントは、短中期的な市場の成長可能性の高さとその中での競争力の高さによるシェア拡大です

補足:2022.9期第3Q実績の考察

2022.9期第3Qの実績は、


売上高:4,073(+13.8%)
営業利益:1,275(+50.6%)
純利益:820(+51.3%)
単位:百万円(前年同期比%)

と固定資産売却という一時要因を除いても、純利益は前年同期比:+7.9%となりました

第2Qは前年同期比で純利益は減益だったところから、持ち直してきました

要因は、すでに書いたようにde社の事業は、季節的要因の影響を大きく受け、第3Q(4~6月)は売上が伸びる時期です

ここで、第3QのみのQonQでは、売上高:23.1%増と大きく増収、固定費が大きい事業形態であるため、売上高が伸びれば利益を大きく伸ばせることができます

一方、年間計画との比較では、

年間計画:
売上高:5,490
営業利益:1,427
純利益:895
単位:百万円

第3Q実績との差で見ると、第4Qで達成すべき業績は、

売上高:1,413
営業利益:152
純利益:75

第4Qが閑散期にあたることと、7月あたりから新型コロナウイルスの感染者数が急増している点を考慮すると、売上高は未達の公算が高い

利益ベースでも、2021.9期第4Qは利益が低く、前期比較で見ると達成が厳しいの見方になります

ただし、7月の売上高速報は、前年同月比:19.4%増と堅調な成長率を示しており、期待もできる水準です

新型コロナウイルスの感染拡大などの影響を大きく受けてしまう事業ですが、成長を期待できる事業であり、積極的な出店含め、まずは事業基盤の強化による安定的収益と財務の改善を期待したいところです

現在の株価は割高?割安?い

成長性とPERから見れば割安と通常判断される水準ですが、

現在のPER:5倍台は固定資産売却の一時的要因もあり、注意が必要です

この一時的要因を除けば、PER:8倍台程度です

現在は業績は不安定ではありますが、安定してくれば、株価は上がる可能性が高い銘柄との判断です

今は「待ち」で買いタイミングをうまく拾いたいですね

また、何か動きがあれば順次更新していきます

他の個別銘柄への投資ポイントについても興味があればこちら

個別株への投資の方法について興味あればこちら

現在の僕の投資の状況に興味があればこちら

会社概要

証券コード/銘柄名:7372/㈱デコルテ・ホールディングス

設立年/上場年/上場市場:2016年(前身は2001年)/2021年/グロース

業種コード/業種:9050/サービス

決算月:9月

事業内容:自社スタジオを展開するウェディングフォト事業が主力。フィットネスジムも2店舗運営

売上高/営業利益/税引前利益/当期純利益(伸び率:%)単位:百万円

  • 22.9(会社予想):5,490(19.6)/1,427(63.8)/1,309(78.1)/895(55.7)
  • 21.9:4,592(25.1)/871(109.2)/735(131.3)/574(233.7)
  • 20.9:3,670(▲22.0)/416(▲53.0)/317(▲57.6)/172(▲63.2)
  • 19.9:4,704(-)/886(-)/750(-)/468(-)※19.9以降は連結決算
  • 18.9:4,192(-)/-(-)/-(-)/-(-)

最後に

僕は日本の個別株への投資をメインにしています

また、その中でも成長性の高い株です

そのため比較的リスクは高めなものが中心です

これまで書いた記事もリスクは高めだと認識しています

その中で自分なりに分析して勝負する

時には損失が先行することももちろんありますが経験値としては積み上げられ、

そして、利益を積み上げることができたと思っています

投資はどうしても自己責任を伴うものです

どうせなら自分自身で調べてみたりして信頼できるものへ投資すべきです

なぜなら失敗してもそれが経験になり将来の投資につながるからです

ここまで読んでいただいてありがとうございます

一緒に株式投資を盛り上げていきましょー!

注意事項

※投資判断はご自身の責任において行うようにしてください

記載の内容はあくまでも僕個人の見解と情報収集によるものです

そのため、必ずしも正確、適切な情報を保証しません

また、データが古くなっている場合もありますのでご活用の際にはご注意ください

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